児童書

『ペットのピコが急にしゃべり出して、文章の書き方を教えてきたんだけど!?』こな・つむり/著 (KADOKAWA)を読んで。

ライトノベル?いえ、読書感想文お助け本です。

ライトノベルのような長いタイトルですが、読書感想文にお困りのお子さん、親御さんを助けてくれる一冊です。


  • 主人公 小学校5年生
  • ページ数 128p
  • サイズ A5判

あらすじ

ふみは、小学校5年生の男の子。自分の気持ちを言葉にするのが苦手で、読書感想文の宿題にも手間取っています。
そんなふみに、ペットの文鳥のピコが急に話しかけてきて、文章の書き方を指南し始めます。ピコの話し方に何か聞き覚えがあるような気がするふみですが、ピコの教えに従って少しずつ読書感想文に取り組み始めます。

おすすめポイント

夢中になれる本の探し方がわかる

著者曰く、読書感想文は、本の選び方が5割だそうです。
自分が夢中になれそうな、本のジャンルを探せるチャート表がついているほか、本探しにおすすめの、YouTubeやTIkTok、Instagramのアカウントも掲載されています。

自分の気持ちをどう言葉にすればよいかがわかる

自分の気持ちをどう言語化するか、文字数が足りないときはどうすれば良いか、タイトルの付け方、書き出し方など、読書感想文を書くためのコツが、主人公のふみとピコのやり取りの中で掴むことができるようになっています。

ちょい学び

原稿用紙の使い方や、各種カギカッコの使い分け方など、大人も改めて知ることができました。
また、読書感想文にとどまらず、普段の生活から感じたことを言葉で表現する面白さ、的確な表現を模索する楽しさも感じることができます。