絵本

頑張る子どもの絵本

『プッチェットのぼうし』


イタリアのむかしばなし!

プッチェットは、素敵な帽子を持っていましたが、失くしてしまいました。
プッチェットの失くした帽子をチョッケットが拾いました。
プッチェットがチョッケットに、帽子を返してくれるよう言うと、
「パンをくれないと、帽子はあげない」と言われます。
そこで、プッチェットがパン屋へ行って、パンをくれるよう言うと、
パン屋は、「ミルクをくれないと、パンはあげない」と言います。
そこで、プッチェットはミルクをもらいに牝牛のところに行きますが…。

チョッケットさえさっさと帽子を返してくれたら、こんな苦労をしなくていいのに…チョッケットめ( ; ; )!! と言いたくなりますが。
プッチェットは泣き言一つ言わず、帽子を取り戻すために頑張ります。
一気に全てを回収する結末には、子供達もほっとするはず!

読み聞かせするなら

 昔話の繰り返しが心地よい作品。プッチェットのセリフがどんどん長くなって大変かと思いきや、リズムがいいので意外に疲れません。読み手も楽しい一冊です。

 6分くらい

『リジーと雲』

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雲を飼う女の子のお話。

公園で、雲売りから小さな雲を買ったリジー。
「おせわのしかた」を見ながら、雲に「ミロ」と名前をつけて、水をやったり、散歩についれていったり、楽しく暮らしていました。
しかし、季節が巡り、ミロはどんどん大きくなっていきます。
とうとう、家の天井をすっぽり包んで、カミナリを鳴らし、部屋に大雨を降らしてしまいました….。

雨空のページが多いですが、淡い灰褐色の背景色にリジーの黄色い持ち物が映えて、暗さを感じさせません。
リジーの、楽しげだったり、不安そうだったり、といった表情の変化も、控えめですが愛らしいです。

読み聞かせるなら

 リジーの暮らす街の遠景、夕闇の色、曇り空の色がとても素敵です。文章のないページもありますが、ゆっくり見せたいです。

 6分半くらい

『まよなかのトイレ』


ひとりでおトイレいってみる。

夜中、トイレに行きたくなって、目が覚めたひろこ。
お母さんに連れていってもらおうとしましたが、お母さんは、赤ちゃんのおむつ替えをしているところでした。
ひろこはひとりでトイレにいってみることにしました。

トイレットペーパーのカバーやタオルハンガーのキャラクターが、具現化(?)して、ひろこを助けるところが、こころにくい!

読み聞かせするなら

 夜中に一人でトイレに行くって、子供達にとって現実的な試練。どんな反応があるか楽しみ!

5分半くらい