絵本

「ドンドンマンション」を読んで

「ドンドンマンション」チョン・スンベ カン・インスク/作 鈴木沙織/訳 (化学同人)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ドンドンマンション [ チョン・スンベ ]
価格:2,530円(税込、送料無料) (2024/7/17時点)


あらすじ

5階だてのドンドンマンション。
住人たちは、音楽をしていたり、DIYしていたり、子育て中だったり、仕事していたり。
いろんな音を立てながら、いろんな音に悩まされている。
そんなある日、マンションの電気がみんな切れてしまって……。

読み聞かせするなら

5分弱くらい

登場する住人の動物たちは人形。ストップモーションアニメーションの作品を元に絵本化したそうで、表情豊かで今にも動き出しそうです。
住人たちの言葉が吹き出しになっている部分が、お話し会ではどう読んだものか迷うところですが、「マンションそうなるの?」な場面での子供達の反応が楽しみな一冊です。

感想

騒音問題は難しい問題ですね。
音源の特定が難しいうえ、交流のない人の騒音は一段とうるさく許せないもののように感じるものです。
気遣いのない騒音は論外ですが、このお話のように、お互いが生活音の理由を知って、隣人の営みを受け入れられるくらいの交流を周りのひとと持てたら良いなあと思いました。