「ゾウの鼻のあなは、どこまでつづいているの?」中山信一/え 高岡昌江/ぶん (あすなろ書房)
内容
まず最初に人間の鼻の奥がどのようになっているか、続いてゾウの鼻の奥がどうなっているかがやさしいテイストのイラストと共に説明されています。
誰もが知っているメジャーな動物のメジャーな部位についてのことですが、想像していたのと違っていたところもあって、子供だけでなく大人も一緒に新鮮な気持ちで読める知識絵本です。
ゾウにとっての「鼻」
巻末に、大阪市の天王寺動物園のゾウについてのエピソードが紹介されているのですが、
ゾウにとって鼻が、匂いをかいだりものをとったり、といった機能的な面ばかりではなく、仲間とのコミュニケーションをとるためにいかに大事なものかがわかります。
少し切ない気持ちになるお話ではあるのですが、読んで良かったなあと思いました。