『のせてくださいな』
顔面力!
のりものにのってみたいクロヒョウ。
まずは、停留所でバスを待って、運転手さんにお願いします。
「のせてくださいな」
断られそうになりながらも、どうにか乗せてもらうのですが…。
読み聞かせするなら
何よりクロヒョウの表情のゆたかさ、伸びやかに動く体躯を楽しむ一冊!
6分半くらい
『なっちゃんがちっちゃかったころのおはなし』
そんなあほな!
なっちゃんは、自分が小さかったころの話を聞くのが大好き。
「おかあちゃん、うちのちいちゃかったころの おはなしして」「ええよ」
なっちゃんは、生まれた時、あんまりちっちゃくて、お菓子の箱に綿を敷いて寝ていたんだって。
食べる時は、口が小さいから、耳かきを短くしたものをスプーンがわりにしていたし、
出かける時は、迷子にならないように、お母ちゃんのバッグのポケットに入ってたんだって。
読み聞かせするなら
関西弁のほら吹き話が楽しい!
5分半くらい
『落語絵本 ねこのさら』
おあとがよろしいようで。
ある骨董屋が、掘り出し物の焼き物を探しに旅に出ました。
いろんな宿屋で、焼き物を見せてもらいますが、いいものがありません。
がっかりして入った茶屋で、骨董屋はとんでもない皿を発見します。
それは、「高麗の梅鉢」と呼ばれ、少なくとも三百両はする名品の皿でした。
しかも驚いたことに、茶屋の主人は、その皿で飼い猫にご飯をあげていたのです…。
読み聞かせするなら
損得の話がスッと入ってきて、しかも笑える、と言うのは落語絵本ならでは!
7分くらい