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「ちからもちのおかね」を読んで|日々のちょい学びブログ
絵本

「ちからもちのおかね」を読んで

「ちからもちのおかね」中脇初枝/再話 伊野孝行/絵 (偕成社)


あらすじ

昔、おかね、という女の子が、山の中で暮らしていました。
おかねはたいそうな力持ちで、たったみっつの時に大きな臼を持ち上げることができましたし、成長して娘になると米俵を載せた大きな牛を担ぎ上げることさえできました。
また、鉄砲も上手で、腕ききの猟師として活躍するようになりました。

読み聞かせするなら

6分半くらいで読めます。

おかねが、子供時代から、大人になって赤子を産んでも、ずっと変わらずかっこいい。
おかねが婿様のピンチに駆けつける場面があるのですが、実に冷静で痺れます。

感想

女の子の昔話えほんシリーズ。
高知県西部、幡多(はた)地方を中心に伝えられてきた、力持ちで鉄砲の上手なおかねの伝承をもとに作られた絵本だそうです。
絵本の最後のカットが、洋画のヒットマンか、必殺仕事人のようで実にかっこいい。
シメも「しあわせにくらしました」ではなく、「たくましくくらしました」というのもおかねらしく、爽快でした。